秋になるとフィギュアの試合が始まり、いよいよシーズンが来たなーと実感しますね。
今女子で今後が一番気になる選手といえば、島田麻央選手じゃないでしょうか。
トリプルアクセルだけでなく、四回転ジャンプまで跳んでしまうとんでもないジュニア選手です。
オリンピック出場を期待する人も多いと思いますが、島田麻央選手は次のミラノオリンピックには出場することができないんです!
トリノオリンピック前の浅田真央さんととても状況が似ていますよね。
すごい実績を持っているのにオリンピックに出られない、その理由とは何なのでしょう?
それはずばり、年齢制限にひっかかるから!なんです。
年齢制限って?何才なら良いのか?などなど、島田麻央選手のプロフィールや戦績と合わせてこの記事で詳しくお伝えします!
島田麻央選手がミラノオリンピックに出場できない理由は年齢制限
2022年6月7日に、国際スケート連盟(ISU)がシニアの大会への最低参加年齢を段階的に17歳まで引き上げることを発表しました。
引き上げ前までは、そのシーズンの7月1日の時点で15歳を迎えていればシニアの大会に出場することができていました。
※フィギュアスケートのシーズンは毎年7月1日に始まります
しかし、参加年齢が徐々に引き上げられることになり、2025年-2026年シーズンの開催のミラノオリンピックでの最低参加年齢は17歳となります。
2022年-2023年シーズン:2022年7月1日時点で15歳
2023年-2024年シーズン:2023年7月1日時点で16歳
2024年-2025年シーズン以降:2024年7月1日時点で17歳
2025年7月1日の時点で17歳を迎えていればオリンピックへの参加年齢をクリアできますが、島田麻央選手は2008年10月30日生まれでその時点ではまだ16歳。
残念ながら年齢制限の壁に阻まれてしまい、ぎりぎり参加できないということが決定してしまいました。
ちなみに、同じくジュニアで活躍している中井亜美選手は島田選手と同学年ですが、誕生日が4月27日で7月1日時点で17歳ということで参加資格があります。
年齢制限前であれば、オリンピックの1年前のシーズンである2024年-2025年シーズンからシニアの大会に出場することができるはずでした。
シニア1年目で経験を積み、2年目にオリンピックを目指すというちょうど良い年回りだったのですが…。
すでにジュニアの主要タイトルを総なめにしており、すぐにシニアに上がっても目覚ましい活躍が期待できる島田麻央選手。
ですが、2026年2027年シーズンまではジュニアから推薦出場できる全日本選手権を除いては、シニアの大会に参加することすらできないのです。
仕方がないとはいえ、やっぱり残念ですね。
どうかこのままモチベーションを維持して、ミラノの次のオリンピックで金メダルを獲得できるよう応援したいですね!
島田麻央選手のプロフィール
氏名:島田麻央(しまだまお)
生年月日:2008年10月30日(15歳) ※2023年11月現在
出生地:東京都小金井市
居住地:京都府
身長:150cm
所属:木下スケートアカデミー
島田麻央選手はもともと東京に住んでおり、5歳の時にスケートを始めました。
そして11歳の時、木下スケートアカデミーの浜田美栄コーチに指導してもらうために京都に引っ越しました。
小学生の時点で東京から京都への引っ越しという決断、フィギュアにかける情熱、真剣さが伝わってきますね。
島田麻央選手の名前の由来は浅田真央さん!
島田麻央選手の名前「麻央」は、浅田真央さんにあやかってつけられたそうです。
お母さんが浅田真央さんの大ファンなんだとか。
こんなに立派な選手に成長して、お母さんもさぞ嬉しいでしょうね!
島田麻央選手のあこがれの選手も浅田真央さん。
ソチオリンピックの時の島田麻央選手はまだ5歳で、さすがに記憶はないようですが、録画を見てすっかり夢中になったとか。
一度浅田真央さん本人に会ったことがあり、サインをもらったそうですよ。
奇しくもトリノオリンピックの時の浅田真央さんと同じように年齢制限に阻まれてしまい、島田麻央選手もオリンピックに出ることが叶わなくなってしまいました。
でもその次のオリンピックでは、憧れの浅田真央さんと同じように、できれば金メダルを獲得してほしいですね!
島田麻央選手の主な大会実績
すでにジュニアの大会の金メダルを総なめにしている島田麻央選手。
シニアに上がるまでにさらに優勝を積み上げていくことが予想されますね。
2019-2020シーズン
全日本ノービスB 優勝
2020-2021シーズン
全日本ノービスA 優勝
全日本ジュニア選手権 3位
2021-2022シーズン
全日本ノービスA 優勝(2連覇)
全日本ジュニア選手権 優勝(ノービス選手がジュニア選手権で優勝するのは史上初)
2022-2023シーズン(ジュニアデビュー)
全日本ジュニア選手権 優勝(2連覇)
全日本選手権 3位
ジュニアグランプリソリダリティ杯 優勝
ジュニアグランプリチェコスケート 優勝(国際大会でトリプルアクセル初認定)
ジュニアグランプリファイナル 優勝
世界ジュニア選手権 優勝(最年少記録14歳4か月)
ジュニアデビューシーズンですでにタイトルを取りつくしてしまいました!
あと数年ジュニアが続きますが、ずっとこの状況が続く可能性もあるのでは…!?
少なくとも表彰台に登れない姿は想像できないような実績ですね。
まとめ
島田麻央選手は、2025年7月1日時点で17歳でなければならないという年齢制限の壁に阻まれてミラノオリンピックには出場できません。
誕生日があと4か月早ければ出場できていたので悔しいですね。
ジュニアながらもトリプルアクセルや四回転ジャンプも跳びこなし、さらにスピンやステップもすでにシニア顔負けの技術を持っているのでオリンピックに出場できないのはとても残念です。
オリンピックに出られないとしても、ジュニアの大会で活躍してこれからも注目が集まることが予想される島田麻央選手。
プレッシャーを力に変えて、2030年のオリンピックではメダルを獲得してほしいですね!
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